会社のソフトボール大会にて

10月12日のことだが、会社のソフトボール大会だった。
このところ、毎日走っているので、
体力は大丈夫だし、自分は高校球児だったので、
ソフトボールはお手の物・・・なのだが、
今回はちょっと不安だった。


というのは、ソフトボール大会であることは
わかっていたものの、ボールに全く触っておらず、
バットに至ってはおよそ2年は振っていない。
こういう状態でも、やれるものだろうか・・・


それと、もうひとつ心配ごとがあった。
このソフトボール大会は、実際は、
先週実施予定だったものが雨で順延となり、
12日になったもの。
「順延で3連休の初日に・・・」、
というシチュエーションでどうなったかというと、
年配の方は、「ゴルフの先約がある」
若手は、「家族サービスの予定があって・・・」
という状況になってしまい、いきなりチームとして
成り立つかどうか、という状況になってしまった。


結果どうなったか、というと、集まった人数は9名。
すなわち全員レギュラーで、一人掛ければアウト、
という状況。
なんとも、厳しい状況・・・だったのだが、
実は返って楽だったともいえる。


たくさんの方が参加される場合、特に会社の行事とかでは、
できるだけ多くの方にでてもらう、ということが
大変だったりする。
勝ちたい、という一心でやれるのは、勝ち進んだ時だけ。
しかし、今回は9人。こういう心配は全くなしだ。


最初に結果を書くと、なんと1回勝ってしまった。
チーム状況からして、絶望的かな、と思っていたのので、
とてもうれしい。
実は、人数9人であったことから、そのうち1名は会社の
実業団の野球部が助っ人で入っていただけた。
こういう怪我の巧妙的な状況が生じたことも勝利の一因だ。


さて、自分の方だが、最初記載の通り、
全くボール、バットに触っていなかったため、
とても不安。
球場に着くなり、まずキャッチボールを
してみる。
最初、ちょっとだけ違和感があったが、程なく
問題なくできるようになった。
球技というのは、「自転車に乗れること」
みたいに、「忘れない技術」であるようだ。


ただし、それは守備の方だけで、バッティングは
そうはいかなかった。
1試合目1打席目は、レフト右へのポテンヒット
(いうか、レフトのエラー)、
2打席目は、昔鍛えた流し打ちで・・・
とやってみるものの、平凡なセカンドゴロ。
以上、この1試合目は、ほかの方の活躍で勝利となったものの、
自分としては納得からは程遠い状況。
ボールの見え方とバットの軌跡が、
自分の思った通りにフィットしない。
やはりバッティングというのは難しい。


さて、2試合目では、もう少しましなバッティングを
せねば、と思い、試合前の守備のノックを
担当させて頂いた。
現役時代ノックはお手の物で
ゴロのコースから、フライの落とす位置、高さ
とかまで自由自在だった。
で、これをさせて頂いたことで、
バッティングは復活した。
バットの感覚、ボールまでの距離感、
ボールをたたく重さの実感、こういったものを
自分の運動神経で復活させることができた。


ただ、1つだけ、違和感があったのは、
腰が先に回ってほしいのだが、腕で
振ってしまい、窮屈に感じる状況が
ちょっと残ってしまったこと。


それだけが気がかりだったのだが、
このポイントは、バックスイングで、
腕を下げるのではなく、逆にちょっと
上げる形にしたところ、「きた!」
腰が先にまわりナイスフィーリングになった。


こうなれば大丈夫。
2試合目は、レフトオーバー、センターオーバー
いずれも3塁打。
ものすごく気持ちよかった。
残念ながら試合は負けてしまったものの、
「まだまだやれる」
という気持ちを持てた。


以上、自分としてはとても楽しい時間だった。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20121011

<目に入ったニュース>

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