40代の笑いを考える

会社で偶々、「笑い」についての
講演を聞いた。
いろいろ面白かったが、1つ情報として
面白いなと思ったのは、
人間は、20代までは、かなり笑っているとのこと。
ところが、40代、特に男については、
ほとんど笑わなくなるという。
統計があって、なんと1週間に1回程度だそうだ。


40代といえば、まさしく自分もそうなので、
自分の胸に手をあてて考えてみると、
確かに、そうかもしれないな、と思う。


「笑う」というのは、先が読めなくて、
失敗したり、うまくいったり、したときに
でるのが自分は頭に浮かぶのだが、
40代というのは、「新しいこと」
は確かに減っている。
20代のころに比べれば、20年も
いろいろな経験をしてきてしまったわけで、
当然といえば当然だ。


加えて、20代のころは、
昨日の自分より、今日の自分の方が、
なんらか、進歩している状態だ。
つまり、自分自身が「新しいこと」
であるわけで、笑いが多いのは当たり前と思う。
40代は、逆に
「いままでできていたことができなくなる」
「体力が落ちる」、「視力が落ちる」
「記憶力も落ちる」・・・・・・。
という状況なので、自分の状態としては、
笑うより、悲しむ方が増えてきても然りだ。


こういうことを考えると、
40代で趣味を持っていること、
すなわち、40代でも自分の新しい面を
見つけていけることっていうのは、
大事なことなのだと思う。


そして、1週間に1度で、構わないので、
また、
大笑いでなく、心のなかでの「にやけ」
でも、いいので、
「本当の笑い」
を持ち続けたいな、と思った。


ちなみに会社の講義の方は、
そういう自分の考えとは全く逆で、
「人間は動作は、コントロールできるが、
  感情はコントロールできない。
   でも、 笑う は、動作だ。
    まず笑ってみると、気分はよくなりますよ」
というもの。


これはこれで、いいと思うのだけど、
「40代ならではの本当の笑い」
も、自分は大事に思っていきたい。

 

<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20120912

<目に入ったニュース>

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