OBAMA若狭マラソン ハーフ完走

さて、昨日書いたようにコンディションは最悪。
とりあえず、朝起きたときに、昨日の薬の効果は
あったようで、のどの痛み、鼻水とも、
少しはましになったと実感できたので、
(そう思い込むことにして)
レースへ出発。


先週の美浜同様、6:24敦賀発だ。


天気はいい。ほぼ快晴。
気温は17,8℃とのことだが、
日向にいると、20℃以上に感じただろうと思う。
「ただろうと思う」と書いたのは、自分はそうじゃなかったから。
風邪の影響で、薄着になると寒気を感じる状況。
従い、季節外れの厚手のジャンパーを着込んでの出発だ。
(そのおかげで、寒さは全く感じず)


さて、今日どのように走るか・・・
先週の日曜日にレースで10kmがっつり走って、
夕方にもジョグして、月曜日も4km位ジョグ。
しかし、その後火曜日から土曜日まで、風邪でまったく
走れていない。
いい面は脚はフレッシュだ。疲労はほぼゼロ。
一方、体の中は、それなりのウィルスがいる状況。


自分としては、「パワーはない」
と判断。できるだけ、身体を軽くすることに決めた。
すなわち、いつもの500mlのスポーツドリンクを
ウェストポーチのyurenikuiに入れて持っていく、というのは
やめた。
いままでの経験からすると、補給食を
とった方がいいのはわかっている。
しかし、先日の美浜では、飲まず食わずで10km
走りきれた。
ということは、サバスにリキッドイン1つを
ランパンのポケットにもっていく程度で
いいだろう、みずは、給水ポイントだ。
と割り切った。


あとは、塩熱タブレット・・・・あれ・・・
あと1個しかない。
・・・しかたない。と飴タイプのものを2つ
もっていくことにした。
(あとで、この選択が大正解だったことに・・・)


9時25分、予定通りスタート。
自分もかなりいい位置からのスタートができたので、
おそらくスタート時点でのマイナスは10秒もない状況。


走る前は、鼻はつまるしくしゃみはでるし、
であったが、走り始めると、アドレナリン他、
いろいろでてなんとかなる、と思っていたが、案の定、
スタートして程なく、調子はよくなった。
キロ4分45秒、4分47秒が最初の2キロのタイム。
少し突っ込みすぎの気もするが、そうではなくて、
これは脚がフレッシュなおかげと思う。
ほどなく落ち着くはず、と思っていたところ、
3km以降は、ほぼ正確にキロ5分となった。
これが本当に正確で、プラスマイナス3秒がそれぞれ
1回あるだけで、あとは本当にキロ5分。
マシーンのような走りだが、これはコースによるところが
大きい。本当にフラット。
もし、体調が万全であれば、間違いなく自己ベストを
狙いに行くべきところと思う。


ただ、ここで難儀だったのは、給水。
袋井マラソンの後半30km過ぎに実施して以来
で、スピードの載っているこの前半でやってみたところ、
一口飲むのが精いっぱい。
やっぱりスピードは緩めなければダメということが分かった。


さて、以上、思ったより快調に飛ばせたので、
走ることにより、風邪も撃退かな、と思ったりしたが、
そんなことはなかった。
8kmをすぎたところで
いきなりマラソンの30km過ぎのような
身体の重さを感じ始めた。
8kmから9kmはちょっと頑張り始める感じで
なんとか過ごせたが、9kmから10kmは
5分7秒までタイムが落ちてしまった。
どうしてこんなに早く、この状況が・・・、
先週とは全く違う・・・
とちょっと動揺したが、おそらくこれが風邪の
影響なのだろうな、と開き直る。
で、もっと詳細に自分の身体を確認する。
すると、5分10秒程度までスピードを落とすと、
なんとか走れる。・・・って、なんかおかしくないか・・・


身体にダメージがきているなら、キロ6分とかまで
落とさないとダメそうだけど・・・と思ったところで
はっと気が付いた。
これは、脳が運動をやめさせようとしているんだな。
とすれば、糖分をいれてやれば収まるはず。
さっそくサバスを投入。
すると、全く予想通りで、感じていた身体の重さまで
ふっと軽くなった。
おかげで、13km、14kmの2キロは
キロ4分57秒まで回復。


やれやれ
「脳ってこういうことまでするのね」
と納得すると同時に、本当は脳は身体全体を守ろうと
してくれているのだろうな、とも思う。


ということは、このあとも、脳からいろいろ
攻撃があるかもしれない。
と思った瞬間、左のふくらはぎがぴくぴくっときた。
しかし、特になにも起こらずそのまま走り
続けていられる。
これも脳のいたづらか・・と思ったが、
まてよ・・・
実は脳は、塩分不足を教えようとしているのだ、
と思い至る。
もしくは、脳が
「また糖分が足りなくなった」
といっているということも考えられる。


後者だったらやばい。
今回はサバスは1つしか持っていない・・・
エネルギー切れか・・・・
と思った時、ふっと思い出した。
そうだ、今回は、塩熱は飴をもってきたんだった。
それをなめれば、塩不足、ならびに、糖分不足にも
効くじゃないか!
ラッキーだった。
もってきた2つの飴は15km以降、すごく
効果を発揮して、ふくらはぎのぴくぴくもなくなった。
ただ、脳の方は、ちょっとたりなかったようで、
左の足の甲に痛みを生じさせてきた。


「これは脳が創りだしている、錯覚の痛み」
と割り切り、そのまま突き進んだ。
最終的に、最後の1kmはラストスパートができて、
4分37秒まであげることができた。
ただ、上記の飴をなめたり、その間の
給水はいったん止まるようなスピードで
スポーツドリンクをしっかりとるなど
したため、おおむね、キロ5分10秒くらい。


最終的には、
1時間46分17秒でゴールすることができた。


本当は、体調が万全であれば、
このフラットなコースであれば、キロ5分以内、
すなわち、1時間45分29秒、を達成できたかもな、
と思う。


しかし、それ以上にいろいろ得ることができた
自分にとっては、大変勉強になるレースだった。


ちなみに、ゴール後は、記録証を取りに行くよりも
なによりも、着替えを実施。
それでも予想どおり、寒気がやってきた。
身体の中のエネルギーがないのだ。

まだ11時半だったが、会場を早めにでて
近くの回転ずし屋に飛び込んだ。
そして、適当に2,3皿、加えて、豚汁を
すすったところで、身体がポッと
あったかくなるのを感じることができた。


やれやれ。


ランニングをやっていると、
自分の身体自体を、レースカーのメカみたい
にみるようになるなあ、なんてことを感心しながら
あとはゆっくり、もう少し皿を積み重ねて、
満足して終了。


いいレースだった。


レース装備について


先週の美浜と同じ。
ただし、以下2点が違い。
・サングラス(Lバランス)を着用。
・ふくらはぎサポートはザムストLC-1を使用。
  (美浜はミズノを選択)



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20120428
<目に入ったニュース>

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