自分の音

ナイロン弦のサイレントギターは、
修理完了しました、とYAMAHAから電話が来た。
しかし、週末まではとりにいけない。


思えば、もう1か月くらい鉄弦を
弾き続けている。


音としては、やっぱりナイロン弦の方が
自分は好きだし、あっているな、
と思っているのだが、鉄弦の方も、
昔の自分の音ではなく、
「今の自分が好きな音」
になってきたような気がする。


昔は自分はフィンガーピックを付けて弾くことも
あったくらい、カリカリの音が好きだった。
しかし、今はメロディーが立つように、
音の出だしが無音で、そこから
ある音色の変化をもって一音が立ち上がって
くるような音の出方が好きになっている。
つまり、ずいぶん、指の肉の部分を
使って、しかも爪も使っての音が
好きだということに自分で気づいた。


この弾き方は、いってみればナイロン弦で
自分がポップスを弾くときの音の
出し方を鉄弦でもした、といっていいのだが、
ナイロン弦は、柔らかいので、それが
簡単にできるが、鉄弦だと、かなり
強く弾くことになってしまう。
しかし、その好きな音を自分で感じてしまうと
その音こそ自分の音、と思えてしまい、
自然とピッキングが強くなってしまう。


でも・・・気持ちいい。


鉄弦もいいなあ、と思うようになった。


週末、ナイロン弦が戻ってきたら、
お気に入りの曲を鉄弦、ナイロン弦と
かわるがわる弾いて、
「音にインスパイアされての演奏」
というのを楽しんで見ようと思う。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20120328
<目に入ったニュース>

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