曲を覚えるために

自分は曲を暗譜するのが苦手だ。
よくバッハの大曲を弾いている方がいるが、
どうしてあんなに長い曲が覚えられるのか、
信じられない。
自分としては、歌謡曲のアレンジでも、なかなか
暗譜ができずに困っている。


ただ、このところ、毎月1曲、としぼってやっているので、
継続して1曲だけ弾くことで、なんとか、
暗譜に近い状況になる。


そんなことを続けていて気付いたのは、
自分なりに、その音をするために、
どこのポジションがいいのかな、と
悩んだ場合、記憶がぐんとよくなるということ。
単純に曲を楽しむだけなら、
適当に、タブ譜を見つけてきて、
そんとおり弾けばてっとり早いのだが、
そういう弾き方だと、まず、記憶できない。


メロディだけしっていて、
コード、ベース音を、懸命に探して
かっこいいポジションを見つけられたり、
2通り以上のバリエーションを見つけられたり
すると、確実に覚えはよくなる。


そういえば、セゴビアは、演奏する前に
徹底的に楽譜を読み込むことに時間を
費やす、というのを読んだことがある。


セゴビアみたいに楽譜と付き合うのは
無理だが、音楽の解釈や、
もっと簡単に指使いでも、「自分なりの」
にこだわっていくと、曲を覚えるのは
遠回りのようで、近道なのかもしれない。


少しこだわってやってみようかな。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20120212

<目に入ったニュース>

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