袋井クラウンメロンマラソン大会

掛川南口からバスで会場入り。
応募は電車でしていたため。
バスを降りてから、エコパのメインスタジアムとなりの
アリーナ、ここが選手控え場なのだが、歩いて15分も
かかった。
まあ、いい準備運動だ。


そして、着替えをして開会式へ。
着替えに手間取り、準備運動からの参加となったが、
そんなもんだろう。


今日の装備を書いておこう。
アンダーアーマーのサンバイザー。
エルバランスのグラサン。
ファイントラックのインナーに、
ナイキのランニングシャツ
アディダスのランパン。
ザムストのアームスリーブとLC-1(ふくらはぎ用)。
そして、スーパーフィートを入れた
サッカニーのkinvara3。
寒くないかと心配だったが、走っていれば寒くない。
完走すりゃいいんだ!と、開き直った。
そして、ウエストポーチyurenikuiに
アミノバリューの500ml。
そして、補給食は、グリコのワンセコンドCCDを2つ。
トレランでためしてみたが、これが一番すっきりと
飲めたもの。
あとは、飲み物と一緒にとることとして、
サバスのリキッド(梅)。
予備として、パワーバー。
あとは、塩熱サプリ。これは、1時間以降、30分1粒を目安。




かなり寒いので心配したのだが、
スタジアムに入るとそれほど感じなかった。
あとで気づいたが当たり前で、360度壁で囲まれている
スタジアムは無風なのだ。


スタートは9時15分。
首尾よく前スタートから、トラックの円の部分くらい
のところと、結構前に位置できた。
ラッキーだ。
ただ、逆にそれゆえ並んだのは8:55くらいで
結構スタートまでたってまっている状況。
まあ、大した違いはなし。予定どおり9:15分
市長さんのピストルでスタートした。
4時間以内で帰ってくるぞ!と誓って。


さて、このコースだが、最初7kmまでが下り基調。
最後の32kmから36kmまで強烈な坂がある。
高度としては、108m上る。
さらに40kmまで、いったん50m下って、
さらに112mまで上がる。
すなわち、後半に地獄があるコース。


ということは、この32kmまでに
ある程度貯金をせねばならない。


ただし、頑張って足を使ってしまえば
最後まで持たないだろう。
ころあいが難しい。
自分としては、10kmまではウォーミングアップと
ペースづくり。
10kmから20kmまでで、貯金。
20kmから30kmが辛抱。
そして30km以降は根性!!
という計画。


最初5kmの入りは5:44.
もっと遅くてもいいとおもっていたのだが、
スタート時点がよかったので、
結構快調に走れた。かつ、ウォーミングアップ。
かなり寒いし、風は激烈。
そこから、フォームがきれいな
初老と思われる女性ランナーにつく。
キロ5分10秒から20秒を、まったく時計を
見ずに見事に刻んでおり、これはすごい、
と思いついていったもの。
だれかについていくと、かなり楽。
このまま、10kmまでキロ5分から5分20秒の
ペースで走れた。
ただ、この方が給水になったところで
自分が前にでてしまい、10kmくらいまで
の追走だった。
ちなみに、自分は給水は自分でもっているので
関係なし。7kmくらいで、サバスをとった。


10kmからは、同じようにフォームの
きれいな、中年でスマートかつ、すごく
軽いフォームの男性に追走。
この間は、下り基調が終わり平なところと
なるが、ここで苦しんだのは風。
とにかく強烈。
誰かの陰に・・・・なんて対処は
とても無理なくらいのすごさで、
横風とときなんかは、ランナーの体が風上に
向かってななめになって走っているような状況。
かなり体力を削られる。
ただ、面白いのは、コースがかなり複雑なこと。
向かい風で苦しんだかと思えば、いつのまにか
追い風になっていたりする。


追い風のときは、誰かに押してもらっているような
感じで、スイスイ走れて大変気持ちいい。
このような状況で、キロ5分6秒から、5分35秒の間の
ラップとなった。ばらつきは、もちろん風のため。


さて、20kmを過ぎると、
「いつもの練習以上の状況」
となる。
抑えて走ったつもりだが、曲がり角で
いったんスピードを落としたときに、
かなり足に来ていることがわかる。
15kmでワンセコンドを1つとって、
あとは、25kmでとることにした。


こっから32kmまでは、この疲れとの
戦いだが、目標は、キロ5分40秒以下でまとめること。
これができれば、サブフォーは絶対大丈夫なはず。


ただ、予想通り、こっから細かなところがいろいろでてきた。
まず、右足。
足裏の拇指球のあたりに痛みがでてきた。
疲れてくるといつもでる。
まずい・・・フォームを崩したくないし。
いろいろ考えて、
自分はミッドフットなのだが、
フォアフット気味のミッドフットを、
ヒール側のミッドフットに直してしのいだ。
ほどなく、痛みは消えた。
次に来たのは、春のマラソンと同様、23kmくらいで
左足の親指爪の痛み。
やはりきたか。
ただ、これは、この対策のために、スーパーフィート
つけている。
春は、このまま親指の内出血になったが、今回は
これ以上痛みは進行しないはず、
と信じて走った。
結果、弱い痛みはずっと続いたが、
それ以上に進行することはなかった。
細かな対策が実を結んでうれしい。



さて、以上の戦いをしながらの戦果だが、
キロ5分40行以下の目標に対して、これをまもれなかったのは、
25km付近での25mののぼりの地点だけ。
あとは、すべてキロ5分40秒以下だった。
いや、実は20km、21kmの2箇所と上述の
25km以外は、すべてキロ5分30秒以下。


32kmといえば、あとは、10.195kmだ。
10キロチョイ。
ここまで、すべてキロ5分40秒をきっているのだ。
これなら、サブフォー大丈夫かな。
と思い出した。
ここらへんで2時間50分くらい。
キロ6分でいけば、サブフォー達成だ。


自分は、トレランで3時間半は動き続けられている。
そのときの感覚で、「キロ6分」
を作って、のぼりを耐えればいい。
なにしろ、陣馬山の7kmののぼりに
耐えられたのだ。
怖いものはないぞ、と思い込む。


で、32kmからののぼりだが、
6:10、5:47、6:09・・・
と、ほぼ計画どおり・・・なのだが、やはりきつい。
最後の36kmまでののぼりの1kmは
ついに6;48まで落ちてしまった。
ちょっとまずい。


しかし、本気で焦ったのはそのあと。


36kmから37kmは、
いま100mあがったところを50m
下るのだが、ここで、足が思うように
動かなくなり、下りなのに、6:44かかってしまった!
まずい・・・
周りの方からすると、とても変に思えただろう。
ここらへんで、自分はのぼりになると
キロ6分そこそこで上るのだが、
下りになると、6分半から7分かかってしまうという
変な状況になってしまったのだ。
のぼりでかなり抜くのだが、下りで、
その倍くらい抜かされてしまう。


状況は、足裏にダメージがきていて、
下りでの強いショックを与えると
走れなくなりそうなのだ。
ふとももとかは、大丈夫なのに・・・・


最後、このような状況で、
サブフォーは赤信号となったのだが、
せっかくここまでやったのだ、なんとしても、
と最後は根性で走った。
結果、


3時間59分22秒(グロス
(ガーミンだと、3時間58分58秒で42.5km)


祝!! サブフォー達成!!



なんともすごいラストだった。



安心できたのは、エコパに入って、
第3コーナーを抜けて、最後の直線になったところで
3時間59分00秒の表示版がみえたとき。
ああ・・・あと、100mを60秒以内であれば
サブフォー。ということは、達成だ。
となって、やっと笑顔になれた。


しびれた。


いろんな小さな準備と練習を重ねて、
一方、いろいろな小さなトラブルがいろいろ
降りかかって、
それらが、相殺を重ねた結果、
たった38秒だが、4時間以内になることが
できた。


ものすごく面白かった。




<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20111209
<目に入ったニュース>

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