水泳と柔道をみて思うこと

水泳で寺門選手は、
「以前は周りの選手とかが気になって仕方なかったが、
  今は、自分がどうすればよいか、に集中している」
とのことで、そのことでプレッシャーが減っているとのこと。


それはそうだろうな、と思う。


周りに選手がどう泳ぐのかは、自分のタイムには
基本的には影響しない。
(もちろん、競っているのが見えたりするので、
  全くということはないだろうが)
それより、各50mのラップをどのように刻むとか、
練自分自身をいろいろ細かくモニターして、それを
フィードバックかけれるようにしていくことの方が、
なにかとプラスだろう。
最後は、
「練習でやってきたことを、どれだけだせるか」
に集中すればいいことになる。


ただ、まったく違うのだろうな、と思うのは、
柔道とかフェンシングとか、
「相手のいる競技」


一昔前は、水泳と同じように、
如何に練習の成果を出していくか、
であっただろうと思う。


しかし、今はまったく違う。
明らかに情報戦がある。
寺門選手がいっていた、マイナス面にあたる
「相手はどうなんだろう」
と気にすることは、必須の対応だ。


「金メダル候補」
がなかなか思うように金を取れないのは、
研究されてしまうからだろう。
「この選手には、こうすれば勝てる」
というのを、必死になって考えてきた上で
戦いの場に来ている。
今や、映像は簡単に手に入るのだから、
当然だ。


だから、本当に強いのは、
「研究されつくされた上で勝つ」
ということであろう。


難しい。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20110728

<目に入ったニュース>

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