アルトラのシューズから

このところのランニングは、アルトラの
インスティンクトを履きこんでいる。
ジョグの8割をこのシューズ。
このシューズの特徴は、ゼロドロップ。
前足部とかかと部の高さの差がないということ。


で、走りながら体感しようと思ったのは、
「ゼロドロップの意味」。
もう少しつっこんでいうと、
「なぜ、ゼロドロップのシューズを他のメーカーは
つくらないのだろうか」ということ。


まず、走りがヒールストライクになってしまっている人向け
の分厚いかかと部を持つシューズについては、
そういう走り方をする人むけとしては、
致し方ないと思う。
この方向の方は除く。


自分が思っているのは、ある程度、走りが速い方。
この方々は、フォアフットか、それに近い状況の
走りになっている。だから、分厚いかかとはいらない。
にも関わらず、市販のシューズでは、ゼロドロップは
見かけない。
確かにドロップは小さいが、4mmとか8mmとかは
あると聞いている。
(先のヒールストライクの方むけのは、12mmとかだ)


今現在、0mmは売られていない、という事実は、
0mmより、4mmとか8mmとか持たせたほうがよい、
というのが、一般ランナーの選択、ということなのだろうか。


で、自分は、夜のランは、ゼロドロップのインスティンクト。
昼休みは、MR10か、kinvara2か、アディゼロジャパンの
いずれか(これらは4mm〜8mmくらいの差を持っている)
を履いて、感覚の違いを注意して走り続けた。


?高さの差を持たせている利点はなんだろうか
?高さの差を持たせていない利点はなんだろうか
この2つを考えながら走った。


結果・・・・


差があると、
・体が前傾をとりたがる
・足の抜けが軽い
と感じた。
従い、スピードがあがりがってになる。
自分としては、特にアディゼロジャパンで
特に強く、このような感じを得た。
これは、体調が調子よければタイムをあげられるような気がする。


一方、ゼロドロップの場合
・足の中足部での着地が普通になる
・体の傾きを、意識していろいろ調整できやすい
といった感じ。
オフロードや下り坂では、こちらのほうが
走りやすい。
また、下りもこっちのほうがいい気がする。


で、自分の好みは?
というと、レースでは、ジャパンで、
普段はゼロドロップ、1つにしろ、と言われたらゼロドロップ。


ロードという、きれいな路面で、ただ前に進むだけ、という場合は、
少しは、ドロップがあったほうが、いいかもしれない、
と思うのだが、ドロップがあるような走りをゼロドロップでは
できそうな気がする。
しかし、逆はできないような気がする。


以上、書いていて思ったのは、
シューズのこの高低差をオーダー可とすることを
どっかのメーカーで
初めてくれたら、面白いだろうなということ。


最終的に、どれくらいのドロップが
ランナーから、選択されていくだろう・・・
なんとなく、自分はゼロドロップに
なっていくような気がするのだが・・・・



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20110516


<目に入ったニュース>

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