ホールでギター鑑賞

ギターの禁断症状がでていたことを
おととい、このブログで書いたが、
その影響で、近くでなにかギターを聴く
催しがないかな、と探してみた。


すると、とぎつカナリーホールというところで
(家から、車で15分くらいだ)
日本ギター連盟九州地方支部のギターの祭典
「グラン・フェスティバルVIVA GUITARRA!」
なるものをやっているのを発見。
いってきた。


当日券は1800円で、
数百人入る立派なホールだったが、
観客は、6,70人くらい。
ある意味、ガラガラだが、今日明日と
あって、明日他が、荘村清志氏、益田正洋氏という
プロのソロ、デュエット、のステージなので、
そちらに人は集まるのだろうと思う。
(こちらは、当日券3500円)


もちろん自分としても、
こちらのほうも、行きたい気持ちはあるのだが、
お気楽に聴きたいとう気分だったので
今日10日の方へいってみた。


2部構成で、1部の方は、
馬場康夫氏による、バッハの
プレリュードと、魔笛で開始。
大きなホールで、マイクなしでギターひくと、
こういう感じなのだ、と新鮮な感じ。
実に清楚な感じでよかった。
演奏自体も、当然ながらしっかりしていて、
楽しめた。
自分もこんな演奏がしてみたいものだ、
と思うが、こういうクラシック代表曲は、
多くの方が弾くだけに修練もたくさん必要で
大変だろう。
従い、自分がやるとすれば、老後に
ギター教室に通って・・・かなあ。


次は
福岡の9人のギタリスト、プラス一人の指揮者、計十名の
グループで、「アンサンブル・カノン」
というグループ。ギターは男性5名、女性4名。
白髪の方など、年配の方で構成。
演奏は、パッヘルベルのカノン、ベサメムーチョ
といった選曲で、しっかりした演奏だった。
みなさん、ギターが好きだ、ということが
伝わってきて、よい演奏だった。


次、1部の最後は、横浜からギタリスト10名、
指揮者1名の11人のグループ。
こちらも年配の方で構成。
「横浜プルトギターアンサンブル」
こちらは、バッハ、モーツアルト
ヴェルディという、純クラシックの選曲。


先ほどの福岡のグループの演奏より
難易度は高いと思うが、それゆえか
ちょっと演奏に乱れもあって、
自分としては、福岡のグループのほうが、
好みだった。


第2部は、
指揮者、ピアノソロをいれて、42名(と思う)
ショパンのピアノコンチェルト第1番。
これはなかなか聴き応えがあった。
数年前、国分寺クラスタで、
最高にギターがうまいSさんが、
「ギターの合奏での演奏で、本当に鍛えられた」
とおっしゃっていたが、
こういう中での演奏をいっているのだろうな、
と思った。


音楽自体は、やはり聴き所として
耳がいってしまうのは、ピアノの演奏で、
これがすばらしかったので、楽しめた。
ギターのほうは、途中から、1stギターの
トレモロがバイオリンみたいに聴こえてきて、
ギターの合奏が音の波みたいに
せまってきてこちらも
面白かった。


ギターの音というのは、合奏しても
やわらかい感じ。
金管楽器木管楽器などのさまざまな
音色がないのが、ちょっとさびしくも
感じたが、一方で、柔らかな演奏として
独特の面白さもあるな、と思った。


以上、楽しめた。


自分としては、クラシックは嫌いではないのだが、
もっとポップスとか、現代の曲とかも
演奏されるといいのにな、
と思った。


受けをねらう、
というわけではないが、子供とか、
中学生、高校生が楽しめる選曲があったら、
もっと足を運んでくれる人が増えないだろうか、
なんて思ったりしたのだ。
まあ、日本クラシックギターの連盟主催だから、
そういう方向性では、ないのだろうな。


自分もなにか合奏できたらいいなあ、
と思った。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20091010
<目に入ったニュース>

><