「ひっかかり」を大事にいこう

いつも、簡潔でわかりやすい資料や
メールを書いている部下が、
いきなり、長文でわかりにくい
文章を書いてきたとき。


これは、もっとも大事なときだ。


絶対に、
「で、一言で言うと、どうなんだ」
なんてことを言ってはならない。


一言でいえることなら、
当然ながら言っているだろう。
一言で言えないこと
物語にしないと説明できないこと
を必死に伝えようと
しているのだから。


ここで、
「簡潔に言えよ!」
ということは、、
この上司には、難しいことは
伝わらないのだな、と烙印を
押されることに間違いない。


実はこれは、自分が部下だったときの経験だ。
悩んだすえ、自分の上司にその悩みの
状況をレポートしたのだが、
どうしても、長文にせざるを得なかった。


しかし、残念ながら、
「君は管理職なのだから、
  こんな長文を書いてはいけない」
と諭されてしまったことがある。


もう、答えは、
「はい、わかりました」
しかない。


心の中では、
「自分だって、簡潔に書きたいさ。
  でもそれでは伝わらないから、
   しかたなく長文にしているのだけれど・・・」
と叫んでいたのだが・・・・


そして、そのときから、この上司に対して自分は、
「そういうレポートを理解するのは、無理なんだろうな」、
と思わざるをえなかった。


で、


自分は、自分の部下にそういう
思いは、させたくないなあ、と思っている。



そして・・・


そういう、
「ひっかかりをそのままにしない」
ということが、
仕事を面白くするひとつの
キーかなー、とこのごろ
思っている。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20090825
<目に入ったニュース>

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