楽器店めぐりの昔

1983年くらいだろうか。
自分は大学受験に失敗して
一浪したのだが、そのとき、
親が自分を某予備校の
寮にいかしてくれた。


毎日、東京の千駄ヶ谷まで、
電車で乗りついて1時間
通った。


当然ながら、勉強するために
生きているような1年。
なにしろ、金がない。
というか、遊んでいては、
親に申し訳ないし・・・。


そんななか、田舎からでてきた
自分の楽しみといえば、
東京の都会をウィンドウショッピング
くらいしかなかった。


もちろん、ファッションなんて
全く興味がなく、
「楽器屋」と「レコード店」。


その当時、アコースティックギター
ソロミュージックに興味がある
若者なんてものは、ほんとに
マイノリティだったのだが、
そんなマイノリティにとって、
「東京」
は、大変興味深い場所だった。
「探せば、いろいろ出てくる街」
通学途中の街は、渋谷。


当時の渋谷近辺の楽器屋は、
すべて足を運んだ。


いろいろ特徴があって、
面白かった。


インターネットなんて
ないころだからこそなんだろうが、
とても楽しかった気がする。


その渋谷の楽器店のなかでも
楽器、楽譜の品ぞろえで
すばらしかったのが、
渋谷道玄坂のYAMAHA。


そのYAMAHA楽器店は、
今年で、閉店になるとのこと。


そんなニュースをみて、
あの当時のことを
思わず、思い出してしまった。


閉店前に、もう一度、足を運びたいと
思うができるだろうか・・・


できたら、記念になにか
購入したいと思う。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20090804
<目に入ったニュース>

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