基本とは・・・?

「基本が大事」
ということが、よく言われる。


自分も
「そうだよな」
と同意しているのだが、


その一方で、
「こういう言葉はすごく注意して言わねば・・・」
「できれば、自分は使いたくない言葉」
という気持ちが大きい。


自分は、自分でいうのもなんだが、
小学生のときは、野球が大変うまかった。
しかし、中学生、高校生のとき、
「基本」
として、
「ダウンスイング」や、
「守備のときは腰を落とす」
等々、いろんなことを教わり、
しかもそれを素直に聞いてしまったことから、
下手になってしまった。


大学受験で、一旦野球を離れたときに、
頭の体操みたいな感じで
「野球における体の使い方」
を自分なりに考えてみて、そういう
「教えていただいた基本」
の多くが、間違いではないか、
と疑うに至り、大学生で再度野球部に
入って、自分なりの納得する体の使い方で
やってみて、その疑念は確信に変わった。


そういう経験があるので、
「基本を大事に」
なんてことは、軽々しくいえないな、
という気持ちが強いのだ。


「基本」とはなんなんだろう。



このことが、ずっと気持ちとして
引っかかっていたのだが、昨日読んだ本に、
「基本とは、感受性を得られるようにすること」
といった説明があり、
「ああ・・なるほど!!」
と合点がいき、これまでの自分の
もやもやがなくなった気がした。


クラシックの演奏のよさは、
自分で演奏に加わってみるとよくわかる。
ギターの音のよさは、きれいな音出しを
体感することで、さらに磨かれる。


「感受性を得ること、それが、基本」
という意味で、自分も
「基本は大変重要である」
という言葉を使うことにしよう。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20090410
<目に入ったニュース>

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