簡単な曲でいいので・・・

楽に弾ける曲、
(たとえばクラシックでは
禁じられた遊び」とか)
は、聴いていて楽しい。
まあ、これは、自分で弾ける曲、
聴きなれた曲というのは、
自分の頭の中のその曲と、今聴いている曲が
重奏を奏でるようで、気持ちがいいからだ。


それはそれとして・・・・


演奏するほうとして、気になるのは、
「楽譜としては簡単な曲なのに、
 上手い人が弾くと、なぜすばらしく聴こえるのか?」
という点。


このところ、自分の毎日のギターは、
簡単な曲ばかり弾いてるのだが、
それは、この質問の答えを探しているゆえ。


「技術的に簡単な曲だけど、すごくいいよね」
ということを、聴いている方が思うような
レベルの演奏にしたい・・・なんて思うのだ。


過去そういう演奏に何度も触れているので、
そういう演奏は存在する、ということはわかっていて、
もうひとつ、今の自分は
そういうレベルにない
ということもわかっている。


何が違うのだろう・・・


今のところの、この答えを2つ、自分なりに
もっている。


ひとつは、
「一つ一つの技術の丁寧さ」


左手の押弦のタイミングや、右手の弦のはじき方、
そういった要素レベルでの技術がしっかりしていること。
基本練習レベルの確実さ、とでもいおうか・・・
これについては、自分はまったく習ったことが
ないので、なにが正しいのか、
わかっていないのだが、
明らかにそれはひとつあると思う。
理論としてわかっていない自分としては、
「一つ一つの音のアーティキュレーション
 自分が歌っているのに近づけよう」
ということのみ、思いながらやるしかない。


習いに行ったら、違うのかな・・・・
一度教えてもらってもいいかな・・・
そんなこともちょくちょく思う。



もうひとつは、
「曲への入り方の違い」


いい演奏というのは、
リズムのゆれ、音量の調整、そういったものが、
すべて、「あるべきようになされている」
という感覚をもってしまう。あたかも
「そう弾かれるようにつくられた曲なのだ」
というように聴こえてしまうほど、
うまい方の演奏は、曲が表現されている。


すごく簡単な曲でいいので、
そういうレベルにいけないだろうか・・・



エンドレスの修行みたいだ。


でも、楽しいのでOK。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20090319
<目に入ったニュース>

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