人の前に立てる力

先日のトラブル対応の続きの出張。


思いのほか、うまくいったと思う。


その理由は、
プロジェクトマネージャー、
つまり、とりまとめの方だが、
その方の頑張りにあると思う。


その活躍の姿は、
「すごく切れて、さすが!」
というわけではない。


「不器用でも、自分がまとめていかねばならない」
という真摯な態度がみんなをひっぱった。


みんなの前で、いろいろ
確認しながら、ホワイトボードを
使って、意見調整を必死にやられていた。


専門違いの方々が、お互いに
相手の状況を知り、
対策案の練りこみが、とてもスピーディーに
なされたのだが、それは、こういう
方が、間に入って、一生懸命、つなぎ役を
してくれたからだ。


すばらしい先輩を持ったと思う。


周りを見回してみると、
「ピンチで人の前に立てる人」
というのは、本当に少なくなったような
気がする。


どっちかといえば、
責任をとるのが怖いし、
それで給料が劇的にあがるという
ことでもなければ、
(サラリーマンの場合多くがそうだ)
進んで人前に立つなどということは
「貧乏くじ」
として、敬遠されている。


そして、
「責任をとるのを見つける側」
つまり、
「人の悪いところを見つける」
方が、評価されているような気もする。
(上司、職制の方が思い浮かぶ・・・・)



しかし、本当にお客様に喜んで
いただける仕事というのは、
「ピンチで人の前に立てる力を持った人」
だと、今回の状況で思った。


自分も少しでもそういう方に
近づけるよう、がんばろう。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20090125
<目に入ったニュース>




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