音楽が聴ける・・・状態・・・

このところ、ジャズ系の音楽が
聞けなくなっているような感じがあった。


それは、たとえばキースジャレットなんかの
ものすごく詩的・叙情的なものと、
フリー・アナーキーなやつがあるとして、
前者のほうしか聞けない、
後者は、始まった瞬間にパスってな感じ。


「小難しいのを、しかめつらして聞いている」
みたいなことは元々好きじゃないが、
そうじゃなくて、素直にそういうものを
楽しめていた自分も確かにいたのだが・・・・


なんかこのところ、
そういうのは、パスしてしまう。


どういう風に、その味を味わっていたんだっけ?
という感じだ。


音楽を聴く時間が少なくなったのかな、
と思う。


たまーにしか聴かないと、
自然と単純なものを聴きたくなるのだろうか・・・。


そんなことを思っていたのだが、
ふと、そういう音楽がぴたっときた。


それは、会社の仕事を家に持ち込んで
やっていたとき。


喜ぶでなく、悲しむでなく、
パソコンに向かって、
「仕事マシーン」になりきっていたとき、
なぜか、、
「簡単な曲、ボーカルが入った曲」はパス
を自然としていて、気づくと、
「フリー・アナーキー」系の
曲を気持ちよく聴いていた。


あ、これ、すごく気持ちよく聴いている!
と気がついた瞬間、なぜだろう・・・
とも思ってしまった。


説明はできないと、感じるとともに、
「説明できないそのもの」をしっかり感じる(というか楽しむ)、
ということがなされている。


「説明できないもの」を感じているくせに、
このときの気持ちを言葉に表せば
「なるほど」だった。


音楽って面白い。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20081202
<目に入ったニュース>


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