風まかせ

先週、佐賀のバルーンフェスタ
見に行こうとしていたのだが、残念ながら
体調が悪く、(風邪)いけなかった。

いっせいに青空にあがるバルーンは
みているだけで、とても爽快で、是非と思っていたのだが。


それにしても、バルーンというのは、面白い乗り物と思う。
普通、「乗り物」というのは、移動するとき、「風をきって」
進むもので、自分は若いときオートバイにものったが、
この「風をきって」進む感覚は大変気持ちよかった。

しかし、バルーンにおいては、
乗っている方は、「完全な無風状態」だ。
まったく風をきる感覚がなく、廻りの景色だけが
変わっていく・・・・
どういう感覚なのだろう。
一度是非のってみたい。

もうひとつ興味があるのが、
バルーン競技というのは、そういう
「風まかせ」でありながら、
着地点の正確さを競ったりするという点。

どの高度の風がもっとも自分がほしい風か、
という、目に見えない空気の流れを
地形や、経験からくる勘で読んで、
できるだけ、自分がいきたい場所に近づいていく。


大きな流れの中で、その流れに任せて進むしか、
方法はない。という状況で、
「うまい風」をみつけることが
大切だし、できるのだ、
というスポーツ。



と、ここで、自分の状況を振り返ってみると、
CO2問題とか、
世界不況、高齢化問題、少子化問題
そして、会社の体制変更なんてものまで、
いろんな風、しかも
それに逆らうことは難しい風
をいろいろ感じる。

そんななか、
バルーンの選手のように、
いい風を見つけていくことを
できると信じていきたい。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20081108
<目に入ったニュース>

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