ギターを弾くにあたってこのごろ考えること

毎晩のソロギターで弾く曲は、
このところ、
自分のオリジナル以外では、
「日本の曲」
が圧倒的に多い。


クラシック曲や
海外の曲にもいい曲は
いっぱいあるし、大好きな曲も少なくない。
かつ、クラシックの代表的なものは、
基礎練習には、
それらをじっくり弾いたほうが
圧倒的にいいのだろうな、
と思うのだが、
そうするより、
ポップス(というか歌謡曲
弾いたり、演歌弾いたり、
童謡弾いたりするほうが多い。


なんとなく自然に
そうなっているので、
あんまり「その理由」
について、深く考えることはなかったが、
要するに、自分の場合、
「その曲の背景」「イメージ」
といったものが、みえないとだめなようだ。


メヌエット」とか、
ガボット」とか、
「プレリュード」とか、
それぞれの単語の辞書的な
意味はわかるのだが、
文化的な背景は全くしらない。


どんな気持ちで作曲され、
演奏され、そして聴かれたのか?
ということがイメージできない。


もちろん、曲自体大変美しいし、
それを楽しめばいいじゃないか、
と思うのだが、
でも、その楽しむというのは、
どのようなものかと
考えた時に、?となることがある。


自分は、すぐに
「自分なりの表現」
で弾いてしまうくせがあるが、
それはいいときと悪い時がある
と思っている。


極端な例でいえば、
「亡くなった方を悼む曲」

「元気に弾いてしまう」
ということは、最悪だろう。


また、
「自分なりの表現」
は、曲の背景を理解しない場合、
「ワンパターン」
になっていく可能性が高い。


自分は、書き物や、
名前についても同様の感じを
もっていて、
30代半ば以降、
自分の曲に
「英語でタイトルをつけること」
を一切やめた。
横文字にすると、なんとなく
かっこよくみえるのだが、
その単語をネイティブが使っているイメージと
自分が描いているイメージが
違うと、よくないよな、
・・・と思ってしまったから。


曲も「弾けるようになるまで」
は、どんな曲でもがつがつ弾くが、
「表現にチャレンジする」
となったとき、
その曲の持っている背景まで
しっている曲の方が、
目指すべきものがイメージしやすい。


ちなみに、毎日の演奏するのは、
単純にその「表現したいこと」
が難しくてうまくいかないから。
で、
それもあって、
簡単な曲ばかり弾いている
・・・というような気もする。


でも・・・楽しいからいいのだ。





<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080529
<目に入ったニュース>


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