『計画(Plan)に価値はない。計画づくり(Planning)が肝心なのだ』

近頃読んだ本に
第34代米国大統領、アイゼンハワーの言葉として
紹介してあった。


理解しにくい台詞と思う。
ピンとこないし、
「やっぱり大事なのは出力。つまり計画自体だろ」
という気持ちが生じる。
しかし、心にひっかかった。


その本には、次のように解説が書かれていた。
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最初にした設計(計画)は、最終的には
無駄骨に終わるかもしれない。
だがしかし、それでも設計するんだ。
「設計する」という行為そのものに、
何物にも代えがたい価値がある。
アイゼンハワー曰く、『計画に価値は・・・・のだ』と。
設計することを通じて得られた知見こそが
重要なのであって、設計そのものは必ずしも
重要ではない。
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心にひっかかるのは、
『行為自体を自分ですることが大事』
という部分だ。


今、日本では、どこの会社、部、課でも
「設計費を如何に削減するか」
は課題となっている。


コストダウンを考えると、
国内の社員自身が設計するのではなく、
単価の安い海外パートナー社員へ
仕事を回すほうが有利だ。


しかし、
『それを追うあまり、
 「何物にも代えがたい価値」
 を逃すことになってはいけないのではないか』


そう、思いが至った。


自分はどうだろう。


仕事において
「気付きを熱望する構え」
は、できているだろうか・・・。


しばらく、この言葉を心にとどめてみようと
と思う。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080202

<目に入ったニュース>
浅間山火山性地震が減少、警戒レベル3は継続 気象庁
 気象庁は3日、小規模噴火が発生した浅間山(群馬・長野県境、標高2568メートル)の噴火警報で「噴火が切迫している」としていた表現を、「噴火が発生する可能性がある」に切り替えた。火山性地震がほとんどなくなるなど噴火の切迫性を示すデータが少なくなったため。
 これを受け、「浅間−白根火山ルート鬼押ハイウェー」の通行規制が解除された。
(噴火したんですね。知らなかった。)

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