「正しい談合」のようなもの

液晶メーカーが談合で・・・
というのが一昨日の記事で目に留まった。


談合が摘発され、巨額の罰金となるらしい。


それを読みながら思ったのが、
「正しい談合」のようなものは
ないのかということ。


グローバル化とかいうことで、
「競争原理主義
みたいになると、
とにかく食いつなぐために、
もしくは全く知識がなくても、
「とにかく安値で入札」
となってくる。


とにかく食うため価格競争。


評価者は、技術評価できていない場合、
最悪の事態となろう。


・良心的メーカーは競争に負け業界から退場。
・買ったメーカーは、やり始めてから、
 (その技術的甘さから)破綻。
・発注者(例えば○○県とか)は、再度発注しなおし。
 つまり、工事は完成せず。
 追加コスト膨大。


「価格のみで判断する」は、
「技術的右肩あがり」
すなわち、
「安いメーカーは、
 技術的に優れているから安い」
という理屈がとおるところでは
効果的だろうが、
技術がまったくほぼ横ばいとなったときは、
理屈で考えて、
「安値だしのチキンレース
とならざるをえないだろう。


こんなことを思うと、
「まだ談合のほうがまし」
という気持ちになる。



発注者(例えば○○県庁)の方が、
「技術を査定できるだけの能力をもっている」
というのが、一番いいのだが、
技術進歩がすごい昨今、
そんな方、いるのだろうか・・・


きちんと競争ができ、
また、談合することなく
いいものがきちんと
納められていくような仕組みって
どんなものだろう・・・・。


また、うまく技術競争まで
できて、しかもある程度以上は
つぶれることなく
やっていけるしくみってなんだろう。


実は、このことは、
ずーーーーーーっと前から
考えているが、考えれば考えるほど
難しい。


だから、たまにそういう記事があると、
また、考えてしまう。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20071114
<目に入ったニュース>
クルム伊達、16年ぶり優勝…ニッケ全日本テニス
 テニスの「ニッケ全日本選手権」(読売新聞社後援)第7日は15日、東京都江東区有明テニスの森公園で女子シングルス決勝が行われ、38歳の第7シード、クルム伊達公子エステティックTBC)が、第9シードの21歳、瀬間友里加(ピーチジョン)を6―3、6―3で下し、16年ぶり3度目の優勝を果たした。
 同選手権での戦後最年長優勝記録は、1956年から63年まで8連覇した宮城黎子が、最後に勝った年の41歳。クルム伊達はこれに次ぐ記録。
 クルム伊達は、世界のトップレベルで活躍。95年には日本人女子史上最高となる世界ランク4位まで浮上した。96年、26歳の若さで引退。2001年には結婚した。今年4月、12年ぶりの現役復帰を表明し、復帰戦のWTA(女子テニス協会)ツアー下部大会でダブルス優勝、シングルス準優勝の快挙を成し遂げた。世界ランクは198位。
(すごいなあああ。がんばれ伊達!)




>