今回も楽しかった。早速感想を。
kawamuraさん 青梅市(N) 11月のある日、月光、BWV1007プレリュード
お店の出演者でキャンセルがでたとのことで、
急遽お呼びがかかり、しかもきて即の
1番バッターとのことで、
ちょっと大変だったかも・・・。
しかし、kawamuraさんは、クラスタのミスタードリンカーゆえ、
来た時点で、1番目が12番目以降のいずれか
しかあまっていない。
毎回、「もう酔っ払っちゃって・・・」
という台詞があったゆえ、マスターからの
「強制1番お願い」ではあったが、
自分もそのほうがいいかなあ、と思った。
ということで、おそらくkawamuraさん
初の「しらふでのクラスタステージ」。
まず、11月のある日だったが、
演奏の方は大変しっかりしていて、
やっぱり、飲んでいないときの方が
いいなあ、
と思ったのだが、2曲目のカバティーナに
入ったところで、いきなり演奏がとまり
月光へチェンジ。
あとできいてみると、昨晩のみ過ぎてこの時間が
寝起き、かつ、緊張で1曲目はほとんど
覚えていないとのこと。
・・・・1曲目が完全に無我の境地、
2曲目が目が覚めて・・・という状況だったのか・・・
ということで2曲目は結構苦労されたが、
3曲目は指も回り始め、また曲としても
(観客の方からも同じ意見がでていたが)
kawamuraさんにぴったり。いい演奏だった。
なお、このごろ家では鉄弦を練習しているとのこと。
鉄弦のkawamuraさんも楽しみにしたい。
satohさん 千葉市(N) ソレア(A)、アレグリアス
いつものとおり、フラメンコの演奏。
前回より音が通るなあ、と思ったのだが、、
今日はお店のマイクが入っていた。
気がつかなかった。大変ナチュラル。
ただ、演奏に関しては、
自分の感性の方が、フラメンコに
同調できない状況だった。
最後のmatsudaさんのフラメンコも同様だったのだが、
「単調」に聞こえてしまう。
フラメンコ独特の美意識はわかるのだが・・・
furuyaさん 横浜市(サイレントN) ワルツ(ソルOp32-2)、ラリアーネ祭、ウエイブ
前回鉄弦でクラシックをやって、
最後に南澤さんアレンジのルパン?を弾かれた方だ。
今日は自分同様サイレントギターでの演奏。
お店に自分は18:10ごろ来たのだが、
furuyaさんは既にきていてずっとイヤホンで練習されていた。
そのときのギターへのタッチをみていて、
とても軽いタッチに見えたのだが、
実際の演奏ではけっこうしっかりしたタッチだった。
一方それがよかったゆえ、逆にちょっと気になったのが、
音の立ち上がりに弦のペチペチした感があったこと。
もう少しハードな弦の方があうのでは。
2曲目はトレモロ。
とても粒がそろっている。上手だ。
ただ、この粒のそろい方はなかなか考え物で、
とても聴きやすいが、自分としては
もっと強弱をつけたいと思ってしまう。
しかし、同じサイレントギターなので
わかるのだが、
「音の粒はそろいやすいが、
強弱については、極端につけたつもりくらいがいい」
のだ。
これがなかなか大変。
以上、自分としては、サイレントギターの
音作りの面でいろいろ考えてしまった。
演奏の方は最後のウェイブもよかったし、
いい演奏だった。
kanaiさん 川崎市(N) ヒューマンネイチャー、ダスティープライド、まどろみ、銀河鉄道999
さすがの演奏。
2曲目のダスティープライドは前回より
ちょっとだけテンポを落としていたが、
そのことで一段とメロディーが立った感じで
とてもよかった。
テーマメロディーが美しいので、
ちょっとしたスタンダードみたいに聞こえる。
2曲目の新曲のまどろみも、ダスティー〜同様、
kanaiさん独特のコード使いで面白い曲。
そして銀河鉄道999。
これは自分も今回弾いたのだが、
自分と比べとても洗練されたアレンジ。
帰り車でごいっしょさせていただき、
アレンジについていろいろ聞かせていただいたが、
「リズム重視でアレンジしていく」
とのこと。
それがとても納得できる演奏だった。
でも、自分としては、kanaiさんのコード使いも
すごくいいと思っている。
kimuraさん 町田市(10弦N) 前奏曲3番(ビラロボス)、カバティーナ(マイヤーズ)、大聖堂(バリオス)
10弦ギターで音の余韻、広がりが
とてもきれいなのだが、今日の演奏からは
それだけでなく、一音一音が芯があって
とてもいい音していた。
また演奏の方は、以前から「端正」
な演奏であったが、このところ
やわらかさがでてきて、自分としては
すごく聴きやすくなったと感じている。
以前の「頑固さ」にも通じるような
一本気の感じもわるくないが、
自分はこのごろの演奏の方が好きだ。
tanebeさん 大田区(N) ディヴェルメント(ソル)、アパッショナータ(ミランダ)
1曲目は和音の響きが美しい曲。
乾いた感じの音がジャストマッチで
大変よかった。
2曲目は現代曲。(だろうと思う)
出だしはスケール練習みたいな感じで
いまいちだったのだが、後半から
その曲がもつ「独特の美」みたいなものが、
頭に入ってきて楽しめた。
しかし、こういう曲ってどうやって覚えるのだろう・・・
murakamiさん 町田市(S) オリジナルのラグ、なごり雪、G線上のアリア
今回唯一の鉄弦。で、murakamiさんの
演奏については、毎回毎回同じことを
書いているような気がするが、それでも書きたい。
音がいい。
例のマーチンD28のあの音。
特に今回なごり雪が心にしみた。
またぜひ聴かせてほしい。
G線上のアリアは、現在作りこみ中といったところか。
次回も期待してます。
次、自分だが、これは最後で。
matsumotoさん 練馬区(N) 月光(ソル)、ハナミズキ(マシコタツロウ)
ハナミズキがよかった。
ご本人がいっていたとおり、
かなりテンポを落としての演奏だったのだが、
一音一音確かめるような感じで、
それはそれで、とてもいい感じだった。
この曲はmatsumotoさんにとてもあっている気がする。
毎回弾いていただけると、曲の育つのが
みえて面白いかも、などと思ってしまった。
hataさん 八王子市(サイレントN) 風になる、やさしさに包まれたなら、海の見える街、シンドラーのリスト
1曲目はお店のエフェクターで
「トレモロ+ワウ」をかけてはじめてみたが、
マスターが「これはまずい」とワウの方は
はずしたが、ちょっとかけすぎだったか。
でも、こういう音色で遊んでみるのも
イメージを広げるには面白い。
2曲目、3曲目は自分もよく弾く大好きな曲。
自分と比べるとhataさんの演奏は
いずれもテンポが1.5倍くらい速く軽快な感じだ。
おそらくhataさんの演奏の方が、
オリジナルに近いのだろう。
テンポが違えば解釈が違うわけで・・・
そういう点から楽しんでしまった。
さて、最後の曲であるが、
ついに「hataさん初のジブリシリーズ外」
の選曲。
お店の観客からも「おおーー」との声があがった。
hataさんの「ジブリのみ」
の選曲がなかなかグッドだった故の反応だが、
それゆえ、これからhataさんがどのような曲目を
選んでいくのか、大変興味がある。
次回も大変楽しみだ。
yoshikawaさん 練馬区(N) コユンババ(ドメニコーニ)
ナイロン弦によるオープンC#mのチューニングでの演奏。
民族曲、わらべ歌、みたいなテーマから始まり、
7フレットのバレーと5フレットのバレーがよく
でてくるところなど、ブルースギタリストの
オープンチューニング的な感性を感じる曲だった。
さらに開放弦を交えたハンマリングオン、プリングオフの
フレーズがでてきて、やはり鉄弦ギターを思い出した。
ドメミコーニというのは、どういう経歴の方なのだろう。
1曲で15分ジャスト。
長い曲だが、面白く聴けた。
しかし、よく暗譜できるものだと思う。
takahashiさん 東村山市(N) 鐘の響き、アラビア風奇想曲、小麦畑、スタンドバイミー
さすがの演奏。
連日のようにクラスタに入り浸っているとのことで、
うらやましいかぎり。
演奏が気持ちよさそうに歌っている。
takahashiさんの演奏で、今回、更に上手になったなあ、
と感じたのは、左手のポジションチェンジで、
大きくフレットを移動するにしても、
必要最小限の動きで、また、うまくスラーをいれたりしていて
とても洗練されている。
自分もみならいたいところだ。
なお、昨日がsakiguchiさんを聴きにきて、
今日がフリーコンサート。
明日がデュオで、明後日がショートコンサートとのこと。
・・・すごいです。
takanoさん 茨城県(サイレントN) 川の流れのように、ラブ、鉄腕アトム、モナリサ
茨城から泊りがけでの来店。
自分がフリーコンサートでtakanoさんを聴くのは
3回目くらいと思うが、毎回毎回、
そのすばらしい演奏に感嘆する。
ジョーパスに傾倒していたというが、
その言葉どおりジャジーなアレンジで
かつ、軽快なランニングベース、
適度に交えるアドリブ等、
「もう、ずっと弾いていてください」
といいたい演奏だった。
これだけ弾けると、普段ご自宅での演奏も
さぞかし楽しいだろうなあと思う。
また是非聞かせて頂きたい。
matsudaさん 所沢市(N) タランタ、風笛、タンゴアンスカイ
毎回新たなチャレンジが楽しいmatsudaさんだが、
今回はマスターの十八番の風笛。
実にmatsudaさんらしい音使いで楽しめた。
曲想からして、もう少しやわらかい音色の
方があうのだろうが、
どの曲もmatsudaさんのあのがりがりした
フラメンコの音色で引き倒してしまうのは
それはそれで面白い。
そういう意味では最後の
タンゴアンスカイなんかは、
本来こういった音色の方が合うのかもしれない。
以上、本当に楽しめた。
最後に自分の演奏。
横浜市(サイレントN) ビューティフルネーム、銀河鉄道999、キャンユーセレブレイト?
今回本当は、「活動休止宣言」をしたサザンの曲を
集めてしようと思っていたのだが、
自分のオリジナルアレンジが楽しくなってしまい、
その路線でいくことにしたもの。
で、出来の方だが、まあ想どおりの演奏だった。
ビューティフル〜は前回弾いていて2回連続。
ほぼ曲は頭に入っていて自分のアレンジに対して
自分でアドリブをいれて楽しめる状況になっていて
それなりに楽しめた。
これからすると、
曲を集めてきての演奏のときも
そうだったが、自分の場合、
ある曲を仕上げる場合、大体2ヶ月は練習しないと
人前で演奏できるレベルにはならないみたいだ。
で、1ヶ月練習してきた999は、
最後がまだまだなのと、途中いくつか
飛んでしまうところがあっていまいち。
一週間前にやっと譜面を起こした
Can you celebrate? は、
ぼろぼろだった。
人前での演奏は、ちゃんと仕上げてからにすべき。
そう思う。反省。
でも、それでも申し訳なくても、Can you〜を弾いたのは、
10月に弟の結婚式が決まって、
そのときに是非弾きたいから。
今回を含めればクラスタで3回練習できる。
予想どおり、不本意な演奏になってしまったが、
2ヵ月後には聴いていただけるレベルの演奏に
仕上げてリベンジとするつもり。