失敗後

先週のクラスタのフリーコンサート、
自分の演奏がうまくできなかったことを書いた。
ゴダイゴのビューティフルネームを
アレンジして弾いたのだが、
これが全く駄目だった。


で、よく思うことなのだが、
こういう失敗してしまって
帰ってきてから弾くと、
結構うまく弾けるのだ。


「やはり、人前で弾くのは
 状況が違うのだ・・・」
「プレッシャーに弱いな自分は・・」


などと思っていたのだが、
今回の失敗し、そして今週続けて
同じ曲を練習していて、
実は、それだけが理由じゃないな、
と思った。


失敗によって、実際にうまくなっているのだと思う。


まず、失敗して帰ってから
弾いてみて、思ったのだが、
全くできなかった暗譜が
それなりに、できている。
この失敗の結果、曲が頭に焼き付いているのだ。


加えて、その覚えているのも、
前回の失敗にリンクしていて、
「ここの部分・・・これが難しい」
とか、
「ここは次の準備しておくといいんだよな」
とか、
そういうことを含めて覚えた。


追い詰められて、でも、弾くのにチャレンジして、
そして失敗したわけだが、
実はこの失敗のおかげで、
自分の曲に対する入り込み方が
ぐっと深まった気がしている。


だから、演奏というのは、
「強烈に集中して失敗する」
ということで、うまくなるのが
速まるのかもしれない。



また、
今回の経験で、思い出したのは、
「先生に教わっていると、
 先生の前で弾くということで、
 うまくなるというのがわかる」
という昔聞いた台詞。


裏返していうと、
自分ひとりで練習していると
「自分では気がつけない、自分の限界みたいな
 ものがある」
という気もする。
失敗に紐つけていうと、
「ひとりで弾いていて、どれくらい
 演奏の失敗にこだわれるか」
ということか。
人前で弾くときに比べると、
自分ひとりで弾いているときは、
自分は失敗を本当に気にしていない・・・反省。



・・・・


そうか・・・自分の演奏を録音して
自分で聴く、ということが、
以上考えた上で、今できることかな。


地道にがんばろう。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070620
<目に入ったニュース>


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