お茶

1日遅れての記載になるが、
火曜日のNHKのプロフェッショナル仕事の流儀
面白かった。今回は、茶師 前田文男さん。


お茶の葉のブレンダーっていえば
いいのだろうか。
でも、その実力は、本当にすごくて、
『国の腕自慢の茶師たちが茶葉の鑑定技術を競う
 「全国茶審査技術競技大会」で平成5年、日本一となり、
 その後、抜きん出た実力を認められ、
 史上初の10段を獲得したプロ中のプロ』
とのこと。


今回すごいなと思ったのは、
一旦挫折したときの話。


茶葉の仕入れがうまくいかず、
お父様から、
「お前はお茶がみえてない」
といわれて仕入れ役をはずされる。


それを取り戻すべく、
それから5年間、お茶の仕入れ市場に
通い詰めて、目利きを鍛えたとのこと。


5年間。すごい時間だ。
「やりゃーなんとかなる」
という保証はなにもない時間なのだ。
もし、自分がそういう立場であったら、
同じように5年がんばれただろうか・・・


思うに、本当になにもあてがなかったら、
絶対に無理な期間と思う。
おそらく、毎日毎日、
違うことにチャレンジしていたのだろう。
ただ、その「チャレンジ」
という状況にいきつくところでも
相当繊細な世界なので、
大変だっただろうなと思う。
それと、その感覚を磨くのは
絶対一人ではなく、まわりに
「わかってくれる人」
がいただろうとも思う。
ひょっとしたら、それは
お茶を買ってくれるお客様かも
しれないし、
一緒の職場の方かもしれないし、
お父様かもしれない。
でも、
「5年間、独り」というような
チャレンジは相当変わった精神をもって
いないとできないと思う。


そういうことも、聞いてみたいなと
思ったのだが・・・・
そこのところは、テレビでは特に流れなかった・・・


そのほかでは、
お茶のブレンドに関して、
「いいお茶ではなく、伸びるお茶を買う」
というのも、いい言葉だな、と思った。


前田さんのお茶は合組(ごうぐみ)
といって、お茶の葉を
何種類かブレンドさせるやり方で、
お茶の長所通しをあわせ、
お互いの短所を消して
おいしいお茶を生み出す。


おもしろい仕事だろうなあ、
と思う。


「長所をあわせて、短所を補い合う」
なんでもそういう風に、
考えるのがいいのだろうな。



おいしいお茶が飲みたくなった。
しかし、お茶ってどういう風に
売られているのかさえ、自分は
気にしていなかった。
今度売っているところをのぞいてみよう。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070618
<目に入ったニュース>
・北のテロ支援国家指定解除へ 米国務長官
ライス米国務長官は18日、ワシントン市内で講演し、北朝鮮が近く核計画の申告書を核問題をめぐる6カ国協議の議長国・中国に提出すると述べるとともに、申告提出を受けて、ブッシュ大統領が米議会に対して、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除と、対敵国通商法の適用除外を通告すると語った。ブッシュ政権高官が指定解除の方針を明言したのは初めて。
・サンマの水揚げ10年連続日本一を誇る北海道根室市で18日、新しいご当地グルメ根室さんまロール寿司(すし)」の発表会が開かれた。
海苔(のり)の代わりに昆布で巻く新たな味の創造。北海道は最大の昆布産地でありながら消費低迷に悩んでいるだけに、消費拡大と地産地消、観光客誘致をもくろむ。
仕掛け人で、旅行雑誌「北海道じゃらん」のヒロ中田編集長は、産地ごとにオリジナル寿司の開発を狙うが、サンマといえば秋。「季節ごとに旬の食材を昆布で巻いたら、繰り返し根室に足を運んでもらえそう」との声も。
(是非食してみたい!!)


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