磨いたものを出そう

「二日間連続してステージに立てる」
というのは、自分にとって
大変ありがたい状況であったが、
実力からするとなかなか厳しい。


同じ演目を二日間すればよかったのだろうが、
自分はそれがいやなのだ。
「せっかく2回のチャンスがあるのだから、
 まったく違うことをやってみたい」
と、危ない橋を渡りたがる・・・


結果として・・・・実に当たり前なのだが、
練習が少なかった方がうまくいかなかった。


かまやデーの20分は、他の出演者の方は
みんなすばらしい方ばかり・・・
ここは自分の現在のベストをだしたい、
そう思った。


しかるに、そちらの練習量を上げるとすると、
フリーコンサートの方は少なくなるだろう。
そこでフリーコンサートは、
練習量が少なくても弾ける
フォーク特集とした。
フォークの有名曲であれば、自分はコードだけ
覚えればほとんど即興に近い状況で
メロディー+ベースくらいの演奏はできる。
しかし、この場合ネックは、曲を1番、2番と長くやると
単調になってしまうだろうということ。
「よく練ったアレンジ」
まではたどり着かない。


であれば、
「1番のみとして、曲数を増やす」
そういうコンセプトでやってみた。


結果として、やはり
「磨いたもの」
でないとあまりうまくいかない。


なにより、「自分自身の気持ちの入り方」
が薄くなってしまうのがよくない。
曲が簡単、難しいは二の次で、
簡単な曲でも、
「一回じっくり考えつくして」
「聴いていただく方に伝わることを考え抜いて」
やればよかったと思う。


今になって思うと
「なんとかやれたはず」
と思えてならず、それゆえ失敗感が募っている。
次回のクラスタフリーコンサートは、
がんばろう・・・