続けることの難しさ

今回のMHKプロフェッショナル仕事の流儀
棋士羽生善治氏。
誰もが知っている天才棋士


心に響いた言葉。
「どんなものでも1日1時間毎日やってくださいと言われて、
 1年ならできると思いますが、20年やってください
 と言われたら、果てしなく難しい」


スポーツ選手、音楽家、美術家、みんなそうだなのだろうと
思う。


おそらく、ある時期
「自分ほど、これに情熱を注いでいるやつはいない」
といえる方しか、プロにはなれない。


で、実力だけでなく、運とかもあって
そういう職業につけたとして、
そのままずっと20年続けていくということが
さらに難しいのだ。


どんなに好きなものでも、
毎日続ければ、好きとか嫌いとかでは
なくなってしまうと思う。
よく、好きなことは仕事にするべきでない
なんていうことをいう方もいるが、
わかる気がする。


しかも勝負の世界、
続けることは、変わっていくことだが、
それをしないことは、
「負け」という結果になって
現れてきてしまう。
なんとも、厳しい世界だ。


でもまあ、音楽とかもいっしょといえば
いっしょなのかもしれない。
プロでやっていくには、
出力を出し続けなければならない。
新しいものをやらなければ
明日から食えないかも、
というプレッシャーは相当なものだろう。


だから、自分としては、こういった才能だけで
食っていこうという人は
「音楽家は生まれながらにして音楽家
「絵描きは生まれながらにして絵描き」
そういう人、そう自分で諦観できる人
しか、なってはいけないものかも
なんてことを思っている。


さて、羽生さんなのだが・・・
・・・・・・・・・
そういう厳しいことを言っているし、
体験しているのが、あきらかにわかるのだが・・・
・・・・・・・・・・


実に
「飄々として」
「さわやかに微笑みながら」
の受け答え。


さらっ   


と表現している。


これが長く続けられるポイントなのか、
それとも勝負がこういう
性格を磨くのだろうか・・・


本当に魅力的。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070226
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
<目に入ったニュース>
・「超多剤耐性結核菌」の感染例、45か国に広がる…WHO
抗生物質が効かないとのこと。)



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