時間の効果

夜書いたラブレターを
翌日みると、赤面する・・・・


なんてことはよく聞くが、
自分の作曲も同じようなもので、
作っている最中は、ハイになってしまっていて、
それなりに、
「いい曲」
に思えている。


なので、気になるのは、
その後、一晩寝かせて、
次の日どう感じるか?
ということだ。
ということで、
今日は朝からギター、つまり
昨日作った曲を弾いてみる。


・・・まず、覚えてはいた。
忘れては無かった。
第一関門突破。


しかし、
「昨日は・・本当にこんな曲だったっけ?」
という気持ちも生じた。
自分の場合、こういう気持ちがでてきた
ときは、あんまりいい出来ではない。


なので、今回の曲はボツかなあ・・・
と思いながら弾き続ける。


3曲もでてきたので、変わりバンコに
とっかえひっかえ弾くと、
なんとなく、昨日の「熱さ」
が戻ってきた。


そうか・・・
3曲というのは、意味がない訳ではなくて、
いっしょに出てきたゆえ、
こんなものになったというか、
3曲がバランスをとっていたのかも
知れないと思った。


そして、自分の場合、こっからが
本当の作曲ともいえるのだが、
今出てきた曲の種といえるものを
それなりに長い期間、
数ヶ月とか数年とか弾き続けることになる。
そうしているうちに、
あるときストンと腑に落ちるというか、
何回弾いても、同じように弾ける(弾いてしまう)
という状況になる。
(いまだに何年も腑に落ちてこず、
 しかも、忘れてしまうということもない曲もあるのだが・・・)


これらの曲はそんなところにいきつく
だろうか・・・・


ちなみに、去年の秋につくった
「秋」という曲は、
1年たってみて、ほぼ完成となった。
こうした曲は自分にとっては、
「いい曲悪い曲」
という評価ではなくなってしまって、
「2006年の自分のあのときのレコードとして」
みたいな感じとなっている。


今年一杯で、一回自分の作った
そういう曲を自分なりに、なんらか
記録として、録音してみようかな。



<昨年の今日>

http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060924
<ギター趣味人>

http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427