キャップレス万年筆使い心地

使い始めて10日ほどとなる。
概ね満足だ。
特に持ち歩いて、雑記帳へのメモで
重宝している。
このようなメモを万年筆の
軽い筆圧で書きたいと常々思っていた
のでそれが実現された
満足感は大きい。


これまでの状況としては、
万年筆の場合どうしても
「キャップを外す」
という動作が必要で、これが億劫だし、
キャップを落としそうな気もして
実行できずにいた。


しかし、キャップレス万年筆で
この懸念は完全に払拭され、
「ボールペンのような感覚でかつ、
 軽い筆致」
という環境を得ることが出来た。


一方、「もうちょっとなんだがなあ」
と思うこともある。
それはペンの重量バランスだ。
このキャップレスは、結構重いのだが、
この重さ自体はあまり気にならない。
むしろその自重で最適な筆圧が得られるような
感覚が悪くない。
ただ、重心が自分としてはちょっと
ペン先側過ぎの感がある。
もう少しペン先と反対側、
つまりキャップ付では書くときキャップを
付け替える側の重さがあるといいのだが・・・。


重心がちょうど親指の付け根の
ペンを支えるところくらいに
なってくれると、その後ろ側の
重さにより、筆圧が軽く感じるのが
自分としては好きなのだ。


しかし、これも過ぎるとだめで、
ラミーのサファリが自分としては、
キャップをつけて使うと、
後ろ側に重心がきすぎて使いづらい。
(また、キャップを外すと、後ろ側が軽すぎとなってしまう。)


安い万年筆では、
自分としては、ペリカンジュニアの
バランスがちょうどいい。
(1つ型が前のものが自分にはベスト)


この点がちょっと気になる感じだ。


ただ、このペン先側に重心があるのは、
持ち歩いて、立って使うようなシチュエーションでは
持った右手の中に重心が入っていて、
「落としにくい」感じがして
使いやすい。


従い、先にあげた、
「メモを軽い筆致で」
というニーズを満たしてくれる点において、
至極満足している。


ちなみに、
キャップレス万年筆の最新型フェルモは
ペン先が回転繰り出し式であり、
ペンの長さとしては長い。
ひょっとして、こっちはペンバランスも
自分の好みにあっているかも・・・
そのうち、試し書きしてみようと思う。


昨日
雑記メモを復活させてメモの量が
復活したと書いたが、
実は、このキャップレス万年筆の効果も
小さくない。


PS
右手中指を軽く突き指してしまった。
今日はギターを弾かず。
早くなおってほしい。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060808
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427