初心忘るべからず

安倍新首相の座右の銘
新聞の社説で紹介されていた。
その社説では、加えて
この「初心忘るべからず」が、
出典の花伝書では
「志を立てたときの気持ちを忘れるな」
という解釈とは本当は少し違っている
ということが記されていた。


「是非、時々、老後」
この3つで初心を忘れるなと
世阿弥は説いたそうだ。


・若いときの未熟の自覚
・修行時々での初体験の緊張
・老熟後も初めてのことに取組む意欲


これを三初心として保てと。
そうすることで芸は一生涯向上すると
説いている。


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明日から、また仕事で長崎出張なのだが、
いまいち気分がブルーだ。
特にすごく困ったことがあるわけでは
ないのだが、
「いろんな関係性に縛られ感があり疲れた」
という状況。
いろんなしがらみで本質がみえなくなると
ジャッジを誤りそうで、
そんな心配が
気分をブルーにしているのだろう。


今の自分には、世阿弥の方でなく
現在理解されている
「初心忘るべからず」
を心することで、効果がありそうだ。


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ギターの方は、
明日の出張のため、帰りが遅く
あまり弾けなかったが、
昨日作った曲を弾くのが楽しかった。
ほとんど即興曲なので、
まず昨日の録音を聴いて、その流れで
弾くのだが、けして同じにはできないので、
その場でずっと作っている感覚があり、
新鮮。


ギターの方は世阿弥の三初心の
方を追い求めていきたい。


<昨年の今日>

http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20050926

<ギター趣味人>

http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427