ギター試奏の1日

本日は横浜11時発で東京へ。
子供はミュージカルを観劇にいったので、
自分はそれを送っていってから、別れて
自由行動へ。


楽器屋めぐりで、ギター試奏だ!!
今日のテーマはナイロン弦ギター。
但し、純クラシックのではなくて
カッタウェイのある、ポップス向きのやつ。
ということで
渋谷12時スタート。
まずウォーキン。ここは箱ギター、すなわち
フルアコセミアコの専門店なのだが、
ナイロンもジャズ向きのが選んでおいてある。
要するに、ジャズギターのお店だ。
12時開店なので、ほとんど1番のり。
まず、5階にいく。
フルアコのいいのがいっぱいおいてある。
これらを弾くのもやりたいが、今回のテーマ
と違うので、さっとみて4階へ。
こっちはセミアコとナイロン弦がある。
2つ試奏した。
まずCAMPSのNAC 4-Sという機種。
スペイン製で、すごく薄胴のものだ。
薄胴は音がぺらぺらであることが多いのだが、
これは、驚くほど深い音がする。
びっくりだ。
持った感じは自分がいつも弾いている
ヤマハのサイレントギターと変わらないので、
”違和感がある”といえるほど、いい音でなっている。
ただ、1〜3弦が太めの弦が張ってあったせいかも
しれないが、高音が、ちょっと重い。
そのため、音の歯切れが今一歩。
普通薄胴のものは、歯切れはいいのだが・・・・
ということで、この違和感が面白い感覚であった。
総合評価としては及第点。買うつもりで
きていれば、候補には いれるであろう。


次はCREWSのソノマ。これは数年前に一度
試奏している。そのときは音が気に入った。
ただ、音はいいのだが、ネックが太くて、
自分は親指で6弦を押弦することもするが、
これがちょっとつらい状況であった。

さて、今回弾いたのはマイナーチェンジを経ており、
ネックのサイズは52mmからおそらく48mmくらいに
狭まっている。ということで、期待して弾いた。

しかし、実は開店直後に自分は来店したのだが、
弦を張ったばかりとのことだった。
なので、ぜんぜん評価にならなかった。
弾いている途中で音程がどんどんくるってくる・・・

まあ、しょうがない。

以上でお店の方に丁重にお礼をいって、お店を後にする。


次に向かったのは渋谷道玄坂ヤマハ楽器。
お目当ては実はヤマハのギターではなく、
テイラーのナイロン弦だ。
先日聴いた小沼ようすけ氏が使っているギターを
試奏してみたかったのだ。
ということで、
弾いたのはNS72ce(小沼氏使用)とNS32ceだ。
前者がシダーで、後者がスプルース。
値段としては、シダーが定価では高くて50万以上する。
おいてあったのは、アウトレット品ということで
30万だった。スプルースの方は25万前後。

さて、その音だが、どっちもとてもよかった。
シダー、スプルースの順に弾いたのだが、
まずもってどちらもすごく弾きやすい。
左手が軽く押さえて音が出る。
また、音の立ち上がりが早い。
これはどちらのギターにもいえる状況。
音はそれぞれ違う。
スプルースの方は、いわゆる”枯れた”
という音で、音の立ち上がりに”ぽこっ”という
ニュアンスがあり、「乾いた感じの音」がする。
値段は安いのだが、こっちが好きという人も
少なくないと思う。
一方シダーの方は、もうちょっと高音よりの音。
スプルースがポコッだとすると、
ガリッという感じ。
高音の方が追従がいいので、こっちのほうが、
より素直に音がついてくる感じがする。
でも味がないのかというとそうではなく、
強く弾いたときや、スラーなどのナイロン弦の
おいしいところは十分持っている。
いや〜いいなあ・・・ということで、
30分くらい堪能させて頂きました。
ほしいなあ・・・・。

ということで、ここも店員さんに丁重に
お礼をいって次へ。
ところで、
テイラーのカタログはないとのことだった。
ちょっと残念。


次は、フーチーズ。
道玄坂から、246号の方に抜けてすぐだ。
ここは、CREWSの本店みたいで、
さっき弦が買えたばかりで、ちゃんと弾けなかった
ソノマをもう一度弾こうと思ったのだ。
さて、ソノマだが、マイナーチェンジ前弾いた
とき、好印象だったのは、
「余計な残響音がない」
というところなのだが、しっかり受け継がれていた。
ネックが細くなって弾きやすくなったこともあり、
さっき弾いたテイラーにも負けないくらいよい。
ただ、テイラーがとてもギターとして独自の特長を
出していたのに比べ、ちょっとキャラクター的には
普通かも。
旧タイプはちょっとセルマーににた音の立ち上がりの
速さ、音の減衰感を持っていたのだが、
今回はそういった癖を感じなかった。
このフラットさをいいとするか、もうちょっとと思うかで
評価はわかれると思う。
自分がもし買うとしたら・・・・・
相当迷うと思う。

その後、同じく渋谷のハートマン・ギターズへ。
ここもいいギターがたくさんおいてある。
しかし、先客がおり、かつ相当一生懸命弾かれている。
ということで、ここはなにも弾かず後にした。
次は御茶ノ水をめざすが(新宿や、大久保もいきたいのだが)
ここですでにすでに、13時半を廻っていた。

よって、御茶ノ水に移動する途中で、
水道橋カフェラインで、パスタを食す。
美しいギターミュージックがかかっていて
和みました・・・。
14時15分くらいにきたと思うが、15時までゆっくりした。
そして、いざ御茶ノ水へ。

しかし・・・・・
この時間御茶ノ水にいったら、どこの楽器店も
相当のお客様が入っていて、
とても「じっくり試弾」はできない状況だった。
(絶対に買うと思ってきているなら、もちろん
 話は別だが・・・・)
中古楽器屋を含め10店廻ったが、
まともな試弾はできなかった。
ブリードラブのナイロン弦とかも弾いたのだが、
廻りの音が邪魔で、評価は無理な状況・・・
まあ、ゴールデンウィークラス前の土曜日だ。
しかたあるまい。


よってその後はギターから方針を変えて、
神田古本屋街へ。
200円で一冊購入。


以上、充実した1日だった。
今度は平日に有給休暇でもとって、
じっくり楽器屋廻りしたい。