設計と現場・作家と批評家

今日は
先日、超有名作家の村上春樹氏の手書きの原稿が
売却されていたとのニュースを
いろいろインターネットで探してみていた。
自分としては悲しさを感じるお話だった・・・。


現在自分の仕事は、
大きなプラントを作ったり
すること関連なのだが、
仕事として、大きくステージを
わけると、
設計と現地調整がある。

とても大きいプロジェクトでは、
この設計と現地は一人でやると
うまくいかない。
設計はかっこいいこと、つまり理想を
いわなければならないし、
計画しなければならない。
一方、現場の方は、
「本当にできるのか?」
と常に疑ってこそ、いい仕事になる。

これをひとりでやるためには、
理想を追い求めることと、
その理想に対する自己批判
同時に持つことであり、
「本気の仕事」
であれば、相当難しいことと思う。
映画の世界で、脚本家と現場監督は
同じ人ではできないと聞いた事が
あるが、同じことを言っていると思う。


そしてお互い、相手を理解し、
協力しあうことで大きな仕事は
なされていく。


人には適材適所がある。
作家は作家、
批評家は批評家、
編集者は編集者。


チームとしての出力、
その幸せなときを評価したい。