<BLUE-Gにて>

先に来ていたお客様が、すばらしい
音のギターを弾いていた。
いやーすごい音だ!
と感心して、他のギターを
みながら聴き入ってしまった。
昔レコードから流れてくる、
「あのマーチンの美音」
そのものが、目の前から出てくる。
弾いてるコードは
けっこうシンプルなのだが、
とにかく素晴らしい音だ。
高いんだろうな・・・100万以上するな
と思っていたら、
弾いていた男の方が連れの女性の方に
「さすが400万の音だな・・・」
とボソッといっていた。
400万・・・・・・・・・・・・
帰宅後、お店の在庫リストで確認したら、
確かに、
『400万円のマーチンD45ハカランダ(1969)』
というのがあった。
これか・・・・。
音が聴けただけでよかった。
ということで、試奏せず、
「本物のいい音」の鑑賞のみで
お店を後にした。