憧れのオーダーメイド

オーダーメイド・・・憧れである。しかし、
「オーダーメイドは、一生しないかもしれない」
と、実は真剣に思ってもいる。と、いきなり後ろ向き名意見というか、題目からの逆意見だが、本音だ。じゃあ、
「ギターをオーダーメイドをしてみたいと、先に何回か書いてきているのは、うそだったのか?」
といわれそうだが、理由はある。単純な理由だ。「オーダーメイドである以上、試奏はできない」すなわち、「できてみるまで、自分の好みの音のギターかどうかはわからない」ということだ。できるだけ、自分の好みでないものとならないようにするには、せいぜいその製作家の方が過去に作ったギターを弾かせてもらい、「このような音で出来上がるであろう」と期待することしかできない。
で、もしも・・・だ、「もし、出来た楽器が、気に入らなかったとしたら・・・・」なんとしよう!まさか、
「気に入らないので、お金は払いません」
というわけにはいくまい。だから、オーダーメイドをするためには、そのオーダーメイドを頼む製作家さんの実力を十二分に理解して・・・もしくは過去のその製作家さんのギターにほれ込んで・・・ということが条件となる。
製作家の方と懇意になって、「この方なら大丈夫」と納得できるような状況になれれば、いいのだろうが、サラリーマンの自分では、そんな状況はなかなかありえないと思う。(イメージできない・・・)また、懇意にはなれなくてもオーダーメイドをしている方はたくさんいるのも知っている。そういう方は極論すると「完全に自由に使えるお金が余っている」ということだ。・・・・うらやましい・・・・普通のサラリーマンの自分では、「夢」といっていい状況だ。でも、それでも自分のためだけのギターをオーダーできたらどんなにすばらしいだろう、という気持ちは強い。もし将来、そのようなハッピーな状況になることができたら、(ぜひとも実現したいと思う・・・・思うことは思う)そのときは、オーダーして入手するまでの過程をこの項の続編として、新たな文章として書いていってみたい。