究極の一本って・・・

まず探すほうを考えてみる。
どう探すか?ということを考えると「自分はどんなギターが好きなのか?」「究極の1本ってあるの?」という問いがまず頭に浮かぶ。まさにその問いを立ててのムック本が、2006年だったか、リット-ミュージック社からでていた。「こだわりのギター屋」なる本だ。中を見ると、こだわりのギター屋さんが、それぞれお勧めの「この1本」を紹介しているのに加えて、上記の問いに対する答えがインタビューとして載っていた。
・「マーチンやギブソンの若いときからあこがれていた一本」
といったこと答えが少なくないが、
・「ない」
と言う答えも少なくない。「どんな音楽を演奏するのか?」ということによって、最適なギターの音というのも変わる。だから、「どんな音楽にもマッチする究極というのはない」ということだ。自分もそれはそうだろうなあと思う。大体「究極の一本」なんてことを本気でいっていたら、限界がみえないことに他ならないから、常に「もっといいものがあるはず」となってしまい、1本も手にできないかもしれない。これは、ギター屋さんからいえば、売れないということだ。従い、やはりそんなものはないのでは・・・というか、あっても「音楽によって違う」とか、「そのときそのときで違う」とかいうのがいいところなのだろう。