SAG880の音

自分はギターの音色として、低音部がボワッと音像がぼやける感じになるのが好きでない。すっきりした感じの音が好きだ。その点このギターはボディーのくびれがドレッドノートと比べてきつくなっていて、ボディーサイズとしてもちょっと小さめの感じでそのぼやけ感が小さい。さらに自分の好みとしては、残響音にリバーブ感があるといいのだが、残念ながらそれをこの価格帯のギターに期待するのは酷だろう。これはエフェクターに頼らざるを得ない。
全体としては「素直な音」のギター。ただししっかり弾いてやらないと音は出てこない。(繰り返すが以前のW20と比べればずいぶん楽)更に自分の個人的な好みからすると、もう少し各弦の音の分離がよい方がいい。歌のバッキングでは各弦の音が互いに溶け込んでいたほうがいい感じなのだが、ソロの場合は混じりすぎると輪郭がぼやけたような感じというか、各音域のパートがはっきりしない感じがするのだ。まあこれは今現在の自分がソロギターに凝っていることが原因だろう。

そして、今現在のメインギターは、何度か綴ってきた通り、ナイロン弦のヤマハのサイレントギターだ。これについては、次節で。