睡眠について 

休むといってもいろいろあるが、まず大事なのはきちんと睡眠をとることだろう。睡眠不足だと、仕事事も運動もなにもせず、ボーっとして過ごすのさえつらい。まず気力がでない。 
自分は仕事上出張が多いこともあり、たびたび強行スケジュール出張で寝不足になることがある。こういったときは、土日の休日でゆっくりする。いろいろやりたいことがあっても、疲れていると、気分としてやりたくなくなる。自分の脳は、「疲れているよ」のサインとして、気分をブルーにするようだ。

最近読んだ本では、脳を図書館にたとえて説明していた。
目や耳から入った情報は、ちょうど図書館が雑誌や写真集、本を購買し、それらを机で閲覧している状況とのこと。で、睡眠中は、図書館員さんが、本を書棚に一生懸命整理をするそうだ。 
ここから自分の解釈だが、図書館員さんは、たいして重要でない本、雑誌(ほとんどだろうが)は、ゴミ箱にもっていく。でもお願い箱に
「これは、ちゃんと残してね」
と連絡しておくと、残してくれる。(要は、勉強したもの、強く面白いとか、怖かったとか強く感じたもの、は残してくれる)また、ゴミ箱から再度もってくるものもある。(復習したとき)
ここで、自分が頭が疲れたとき、と感じる「ブルーな気分になってしまうとき(すなわち鬱の状況)」というのはどういうときか? 
これは、机の上に開いたある本がなかなか書棚にもどせない、もしくはゴミ箱にもっていけない状況だろう。ひとつの考えが頭の中を占有してしまってかつ、それがどうにも片付かないでいるという状況だ。 
もしくは一度にみられる以上の本を開いているとき。つまり、起きている間でも、図書館員さんは、整理を継続してやっているのだが、あまりにたくさん情報を入れすぎると、人数が足りなくなってしまって、こまったぞ、ということになるのだろう。
以上が「ブルーな気分のとき」と自分は思っている。 

先の本によると、実は寝ている間の脳でのエネルギー消費というのは、起きている間とあまりかわらないのだそうだ。すなわち、脳の中の整理に図書館員さんは、眠っている間も、起きているときと同じくらい精力的に働きつづけているということらしい。睡眠は大事だ。 
自分が睡眠不足の場合は、上記のとおり「なんとなくブルー」状態になるのだが、このごろこれを、的確に自覚できるようになってきた。(歳をとったから?)
 ・ メモ帳を見たくなくなる。
 ・ ギター演奏ではアーティキュレーションがなくなる。
   つまり表現が平坦になり、アドリブが全くでなくなるといった状態になる。 
こんな日は「なにもしないをする」ことにしている。 
そうすると、これもいつものケースなのだが、睡眠不足が解消されてきて、頭に余裕がでてくると、自然と未来のことに考えが及ぶ。欲しいものとか、コンサートとかの曲目などを考えるようになってくる。この状況に復帰してから弾くギターの方が楽しい。