ギターから遠ざかるとき

ギターを趣味として続けていた方が、ギターから離れてしまうときの一番大きな原因は、「他が忙しいから」だろう。仕事や生活で、忙しくなってくると、ある時はその忙しさがきつくて、ある時はその忙しさが楽しくて、ギターから手が遠のく。でも、アマチュアなのだから、それはそれでいいと思う。趣味は生活を豊かにするためにするのであって、趣味が生活を圧迫して、それで気分的に優れないなどという事は本末転倒だ。
そもそも「忙しい」ということは、状況としては、けして悪いことではない。忙しいのは、「周りから必要とされていること」に他ならないのだから。逆に「ぜんぜん忙しくない」ということは、すばらしい天才の方でもなければ、「あまりまわりに頼りにされていない」ということと同じかもしれない。そうなると、あんまり給料もらえないということだ。
ただ、気持ちの持ちようとしてはすごくたくさん仕事をしていても「忙しい心持ち」にならない人もいる。故開高健氏は
「悠々として急げ」
と常々言っていたそうだ。見習いたい。
自分は時々忙しいとき、なんか貧乏性みたいに自分を感じることがあるが、これは、「悠々と・・・」というのは程遠い状況で、「心を亡くす」という状況なのだろう。気持ちの方は、開高氏のように、「悠々と」いきたいものだ。
さて、そういう忙しいときのギターは・・・