趣味を大事に

もしギターがなかったら、自分の生活はどう変わるだろう。いろいろ考えたが、ありきたりの答えで「きっと、違う趣味を持つだろう」が結論だった。
人は誰でも多重人格者というか、いろんな側面をもっているものだと自分は思っているのだが、そのうえで、趣味とは、「かっこいいと思える自分を創っていきたいと思うこと、そんな自分を追うこと」と思える。(ある意味仕事も同じように思うところがあるのだが) 音楽やスポーツ選手は社会のなかで生産的なことはやっていない。スポーツなんて遊びといってもいいだろう。でも、自分はヤンキースの松井や、イチローをリスペクトしているし、いなくなられてはとてつもなくさびしい気持ちになってしまう。
音楽だって、絵だってみんなそうだ。なくてもいきていけるけど、ないとつまらなくなってしまうもの・・・。趣味をやっている自分は、自分にとっても社会にとっても、ちっとも生産的ではないのだが、でも自分自身にとっては、趣味をやっている自分こそ、シンボルとしての自分、自分のスタイルを自分たらしめるための自分なのだ。そのことを追っているから楽しいのだと思う。