とっつき易い趣味

日々のギターとは自分にとってなんなのだろう?
ほぼ毎日弾いていると、なんとなく当たり前のことになってしまっていて、あまり考えずに体が勝手に弾いているような感じだ。
でも、改めてなぜギター弾くのかというのを考えてみる。

よくもまあ、毎日飽きずに弾くもんだと思う。
「美しいと思える曲があるから」
「楽しいから」
「やってもやってもうまくいかないから・・・」
いろんな回答が思い浮かぶ。
音楽は奥が深い。いくらでもいろんな楽しみ方ができる、とった類の抽象的な回答と同時に、案外、「環境的な条件」も小さくないなあ、と思う。つまり「安上がりで飽きのこない趣味」ということだ。
なにしろ経費は安い。最初にギターさえ手に入れれば、後は数週間〜数ヶ月に1回、弦を替えればOK。サイレントギターなので、電気代がいるが、微々たるものだ。テレビみているより安い。
あえて掛かるお金といえば、CD、楽譜、書籍の購入がそうかもしれない。でもそれだってゴルフを趣味にしている方などに比べれば、全く大したことはない。これは、精神衛生上すごくいい。このことは「長く続ける趣味とする」ことの大きいな理由と思う。

でも、もう少し考えてみると、お金が安上がりだからいい趣味か?というとそれほど単純ではないとも思う。
お金をかけた趣味というのは、金の切れ目が・・・ではないが、経済的な理由で、続かないことが少なくないということはおそらくそれほど反対意見はないだろう。しかし、あまりにお金を掛けない趣味というのも、続かないことが多いとも思うのだ。つまり、「退屈な趣味」となってしまうということ。
お金を掛けると、かけた分だけ何がしかは変わる。逆にいうと、お金を掛けないということは、「昨日やったことが今日も繰り返し」ということになりやすい。そういう意味では、ギターもお金を掛けて習いにいったほうが続きやすいのかもしれない。自分のようにまったく独学、一人でギターを楽しむのはある意味、本当に物好きでないとできないものなのかもしれない。